水音


入院3日目。





あたしは流産した。









「残念ですが、赤ちゃんが小さくなっています。動いていません。」

死んじゃった?

あたしの赤ちゃん…




施術を終え、あたしの中は空っぽになった。



快がやっと姿を見せたのはその夜だった。

あたしは涙を止めれずにいた。


「おまえがそんなに泣くから流産したんじゃん?」



信じられない言葉だった。

でも、その時のあたしには言い返す元気もなく、ただその言葉を受け止めた。








あたしのせいだ………


ゴメンナサイ………










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