甘い甘い恋
保健室
・
・
・
あたしたちは雷哉を運び終わった。
そして来たのはいいけど保健の先生が見当たらない。
職員室前にかいてある出張黒板を見ると保健の先生は出張だった。
「…とりあえず雷哉をベッドに寝かせて。」
あたしは雷哉をソファに座らせた瑠衣くんと遥くんに言う。
「了解です。」
「了解♪」
雷哉はベッドに寝かされた。でも暑そうだった。
「…勝手に冷却シート使っちゃお…」
あたしは保健室にある冷蔵庫に入っている冷却シートを取り出した。
「いいなぁ、美嘉ちゃんに看病されて雷哉は幸せだなぁ♪」
「幸せじゃねぇよ。別に。」
ベッドに寝てたはずの雷哉が顔を出す。
「雷哉は幸せ者です。」
微笑みながら瑠衣くんは言った。
「とりあえず冷却シートでこに貼って。」
あたしは雷哉のデコに冷却シートを貼った。