甘い甘い恋
第三章
真実
「…僕たちはヴァンパイア何です…」
口の中に大きな歯が光る。
「…嘘…でしょ?冗談はやめて…」
瑠衣は首を振る。
「…ホント何です…」
瑠衣は歯をしまった。
普段は牙がないらしい。
「…雷哉…冗談だよね…?」
あたしは無理矢理ヘヘッと笑い雷哉の方を向く。
「…マヂなんだ…」
雷哉と瑠衣を見る限り冗談ではないことがわかる。
「…僕と雷哉だけじゃありません。遥や彰もです。」
あたしの隣に引っ越してきたのは…ヴァンパイア…
「…」
あたしは同様が隠せずその場を走り去った。
せっかく大好きな瑠衣と一緒にいられると思ったのに…