甘い甘い恋
「…美嘉さんが作った炊き込みご飯を食べないんですね」
「…美嘉が…??」
雷哉の動きがストップする。
「………わったよ。食うよ…」
雷哉はベッドから起き上がりご飯を食べにきた。
「…素直ですねぇ…」
僕は一言いいご飯を食べに戻った。
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ご飯を食べ終え、僕は美嘉さんに感想を伝えに行こうとした。
そしたら湊に止められた。
「…瑠衣。何で婚約発禁したいんだよ。相手はお前が幼少の頃愛していた人じゃないか?」
「…そうですけど…」
僕は湊の隣に座った。
確かに僕は幼少の頃婚約相手の”ちなみ”が好きだった。
小さい頃よくちなみに着いて行ってた。
でも今は違う。
中学になると僕はちなみをあまり好きじゃなくなった。
わがままなお嬢様だから。
僕がやることを気に入らないと僕をたまに殴った。
僕はそれから大好きだったちなみと距離を置いた。
ちなみもそれを感づき距離を置いた。