甘い甘い恋
「行こうも何もまだ学校開いてないでしょ!」
あたしが言うと雷哉は少ししょげた。
「忍び込む、と言う野蛮な行動はよして下さいよ?雷哉。」
金髪王子様の瑠衣くんが雷哉の後ろから現れた。
瑠衣くんはあたしに気づくと微笑んだ。
「…大体あたしは寝たいの!寝かせてよ。」
「じゃあ俺が添い寝してあげる♪」
後ろからまた遥くんが顔を出す。
添い寝って…
アハハ…
「…遥はいつもやらしい。」
またまた顔を出す。
次は彰だった。
「……眠いって言ってるでしょ!」
バタンっ!
あたしはドアを閉じた。
ドンドンっ!
ドアを叩かれる。
寝れないじゃんっ!
ホントにやっかいな隣人だなぁ…。