甘い甘い恋
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「ふぅ、待った?」
部屋の壊されたドアをうまくどかし外に出た。
外に出るなりイケメン4人集団がいた。
「…待った。」
「ったく、女は準備に時間かかりすぎなんだよ!」
「お疲れ〜早く学校行こう♪」
「雷哉は口が悪すぎです。」
それぞれわかりやすい口調で言う。
「ゴメン!さぁ行こ!」
あたしは4人を連れ学校に向かった。
「そう言えば瑠衣くんは何組なの?」
あたしは瑠衣くんだけに聞く。
「僕ですか?僕はA組です。ちなみに雷哉はB組、彰はC組です。美嘉さんは?」
瑠衣くんは丁寧に教えてくれた。
「あたしはB組です。」
そう、あたしは雷哉と同じ組だった。
よりによって絡みずらい雷哉。
「…何で瑠衣だけに聞くんだよ」
雷哉があたしを見る。
「何でって雷哉に聞くとぶっきらぼうに怒りそうだし、彰は無口だし遥くんは学年違うし。」
あたしは瑠衣くんに聞いた真相を詳しくはなした。
青空に輝太陽は雷哉を照らし出す。
「…あっつ。まだ着かないのかよ。」
さっきまで明るかった表情が青ざめてきた。
「…確かに。」
「…俺もバテてきたかも…♪」
「…確かに暑すぎますね。この地球は。」
雷哉が言うと次々に暑さを強調する。
「そんなに暑い?」
あたしが皆に聞いた瞬間雷哉が倒れた。
「雷哉!?」
あたしは汗をすごくかいている雷哉の頬を軽く触る。
「あっつ…。」
雷哉の頬は赤くほてっていた。
「美嘉ちゃん?」
「はい?」
あたしは遥くんに話かけられる。
「雷哉が頬を赤く染めてんのは暑さと美嘉ちゃんに触れられた照れが出ているんだよ♪」
遥くんはあたしにウィンクをする。
あたしに触れられた照れ!?
あたしまで顔を赤くする。
「…とりあえず雷哉を学校の保健室に連れて行きましょう。」
瑠衣くんの提案に皆頷き雷哉を運んだ。