甘い甘い恋
最終章
不安や恐怖
「…泣いたら…殴るよ?」
俺が少しクスッと笑い言った。
「…もうっ…泣くよ絶対…だから…読んでて泣いたら雷哉呼ぶから…ちゃんと隣まで来てよね…??」
少し潤んだ目が俺を見る。
「…当たり前…」
そういい俺は美嘉のデコにキスを落とした。
「…ばかぁ///」
美嘉はそういうと隣の部屋まで帰っていった。
俺は美嘉がさっきまで座っていたベッドに寝転んだ。
泣いたって…
俺を呼ばないことくらい
わかってる。
俺は悲しみに満ちた
美嘉を救うには
どうしたらいいのか
わからない。
俺は傍にいるから。
不安や恐怖に満ちたお前を
俺は救うから。