甘い甘い恋
〜美嘉Side〜
あたしは雷哉の部屋から自分の部屋へと帰った。
まだ雷哉のとこに居ても良かったけど
これ以上一緒にいると雷哉にすがりそうだった。
雷哉はあたしの傍に居てくれる。
そう言ってくれた。
だから泣きそうになった時甘えそうで怖かった。
人を利用する。
そう考えつきそうで自分が壊れそうだった。
泣きそうになったら電話する。
そう言ったけど電話するき何かさらさらない。
甘えたくない。
今はゆっくり気持ちを整理するべきだ。
自分に言い聞かせた。
甘えたら何か自分の中にあるものが壊れそうで…。
瑠衣のことで気持ちを整理したい。
瑠衣を忘れるんじゃなくて
大切な思い出の1ページにしたい。
そうすることで何か変わる気がした。
雷哉を大切にしたい。
でも今のあたしには出来ない。
そう感じている。
自分の中では。