甘い甘い恋
フフッと言う声が聞こえた。
《…最初からそのつもり。いくらでも光をやるよ。》
雷哉はそう言ってくれた。
「…瑠衣もこうなることを望んでた!」
あたしは瑠衣が亡くなってから初めて心から笑った。
《…当たり前だろ?俺だってこうなることを望んでたぞ。》
雷哉も笑いながら言った。
《…電話越しなのが超もどかしい。今から隣行く。》
そう言って電話は切れた。
それから数秒後、あたしの家のチャイムが鳴った。