Promise at Christmas
「明日だろ?会うの。大丈夫だから頑張れ!」

「でも…何を話せばいいか分からなくて」

「大丈夫だって。俺が保障する。だから頑張ってきなよ」

不安気な顔をしている未来を安心させるように微笑みながら、俺は優しく声を掛ける。



「大丈夫…なのかな?でも、駄目だったら?」

「その時はいつもみたいに俺が話聞いてやるか
ら。だって俺といたら落ち着くんだよね?」

「うん。落ち着く」


俺は未だ不安そうな顔をしている未来の頭をぽんぽんとなだめるよう静かに、優しく何度も撫でた。



本当は行って欲しくなん
かないけど…

未来の幸せそうな笑顔を見るのが俺の幸せだから。



「…頑張るね。今日は色々ありがとう」



別れの時だ…。

これでしばらく未来に会えないと思うと俺は今にも泣きそうだったけど、笑顔で彼女に手を振り、何事も無かったような顔をして帰路へと車を走らせた。
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