ウルヴォーグ
「オーディションの日は三日後で13時からだとよ」

「えっと、あの秘密組織だったら組織の人員選別採用のですか??」

少し驚いた顔で聞き返す、今時刻はちょうど帰宅前のHRが終わり身支度を整えている時間。
ラジオも流せないテレビはない、携帯は持ってくるのは厳禁の高校のため学校にいる時情報源は0に近いのだ、まぁ携帯端末を隠して持ってきているやつもいないわけではないが、どれしろ校則を破った可能性は高い。

「確かに5限目はいなかったですし」

「何だか疑ってるみたいだな」

「だって、情報源が0に近いし、なのに修は情報を持ってきたと考えると必然的にそういう考えに行き着きますよ」

「まぁな、実際俺も半不良だから古い不良漫画みたいに携帯端末を隠して持ち込んでる不良と屋上でダベりながら情報を集めてたのさ」

「何にしろ校則違反ですね、まぁどうでもいいことですけどね校則何て」

校則何て破るためにあると良くいうが確かにそうだろうしかも情報を集めるためなら仕方ない、高校生になって何も知らないなんてことじゃ困るとこがある。しかもそれで知らないくせに知ったふりされたらイライラするものだ。
しかし、あまりに盛大に校則を破るとさすがにめんどくさいため、大抵のやつは破らないものだ。

「でもなんでそこまで自分のためにやってくれるんです??」

この質問は予想していなかったのか少しよそを見てごまかすように言う中洲

「んぁ、まぁたまたまだたまたま、お前がいつもつまらんと騒ぐからな、耳にタコができそうなくらいだから自分が率先して調べてやってんのさ」

「そうなんですか、っで修がそこまで調べたってことは、修も出るんです??」

でないかっと望は中洲のため息を聞いて答えを聞いて答えられる前に悟った、しかしどんなとこか、何をするのか、その組織に参加したとしてどのような変化が起こるのかが楽しみであり不安であった。

「さぁボーッとしてないで帰ろうぜ」

「あぁ・・・・はぃそうですね」

中洲は光部の机から立ち上がり、光部は支度を終えた鞄をポンポンと叩いてから持つち帰路につく。
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