ウルヴォーグ
「しっかし、お前は何人ぐらい来ると思うんだ??」

「うーん、わっかりませんだって多くの人が自分達みたいに情報が胡散臭いって思ってるでしょ??だからそれならぁ・・・・・」

(あまり来ないと思うか・・・・・、今回のオーディションは参加したい人間がどれだけ来ても実際は無駄なんだけどな、決められた未来を偶然と思わせるために行われる嘘偽りのオーディション、すべてはもう決定ずみか・・・・)

「うくん!!修くん!!」

「あぁ悪い悪い」

かなり望の話を聞いているうちに、かなり深い瞑想をしていたみたいだ、望の呼ぶ声で現実に引き戻された。

「まぁさ、オーディションに何人来ようが合格するかはお前しだいだし胡散臭いと思いながらもがんばってみるのが一番だな。」

「胡散臭いと思いながらじゃがんばっても中途半端になっちゃいそう、まぁ本当のことだと思ってがんばるまでの事ですよ、えっと今日は何時まで家にいるんです??それによって夜ご飯の準備頼まないといけないし。」

「そうだなぁ、宿題はいつものように写させてもらうとして今日は金曜日だし普段の流れだと結局は朝までゲームコースになるのがオチじゃないか??」

「きっとそうなりますよねぇ、もう少しまじめになってくれるといいんですが。」

「めんどうめんどう俺が何かとがんばるキャラだと思うかね??お主は。」

何だそのキャラともいつつ部屋に通すまぁ毎度のことだ、腐れ縁であり高校生になってからどちらかの家に勉強会みたいな名前で宿題をやりにいきつつ結局ゲーム大会になり、いつの間にかお泊りコースとなるのが流れになっている、大会って言っても人数が2人てのが残念だが、大抵テトリスとか桃鉄あたりに行くのが毎度のことだ。
さすがに2種類ではすぐ飽きそうな気もするがそこは高校生というテンションでいつの間にかまたハマるもんだろう。

「それじゃ、部屋行きますか先言っときますけどいつもみたいに部屋に入ってベットの下いきなり覗こうがやましい物は何も入ってませんから、覗くとかはしても止めませんがゴキブリとか出てきてもしりませんよ。」
< 15 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop