夜空に恋するわたしたち ~素直になれたら~
私はいつも みんなと集まるカラオケ屋に行き、
いくつかある個室のなかで一番うるさい所のドアを開いた。




「わぁー 響華ぁ おっせぇよ。 早く歌えや☆」




やっぱり ビンゴ……


私はドアを閉めた。


――っうι


すごっく酒臭い……



ドアを開けた途端に一気に酒の臭いが部屋中に充満した。



どんだけ みんな呑んでだよ…ι




「何これ? 臭すぎι」



私は座れる場所を探しながらアキナに尋ねた。



「ふぇぇ~ 別に大したことないじゃんぅ~」



アキナからは呂律の回らない返事がかえってきた。



「あーもう 大したことあるから 言ってんの!」



私はアキナの横に無理矢理 場所をつくって座ってすぐに、彼女のだらしなく 胸元がザックリ開いた服を直した。




あの クールなアキナがこんな風になるまで呑むなんて、珍しいなぁ…



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