夜空に恋するわたしたち ~素直になれたら~
見た目も誰よりも派手で、 ピアスは全部で七つ。


髪は小2頃から金髪に染めてるらしく もうその頭が地毛のように馴染んでる。





そんな見た目も中身もチャラ男な明斗からのメールの内容はと言うと…





〔ヤッホー☆ 響華ぁ~ 明日 みんなで俺ん家で花火しようゼ♪

夕方 6時 俺ん家なっ(o^v^o)〕






いつも通りハイテンションな明斗からのメール。



「ぷっ…」



なんか笑える。




〔いぃよぉ♪
やろ~ やろ~☆
差し入れなんか持って行くわ(^v^)〕





明斗にメールを返すときって なんでか 他の友達のときよりも 明るくなるって言うか…
テンションが上がる…?




うぅ~ん なんでかな?




あいつのハイテンションのせい…?




まぁ、いいや。



~♪#~



あ、 かえってきた。




〔やったぁ~v(^^)v  んじゃ 待ってるぜッ♪  明日な☆〕





うん。 きっと こういうメールのせいだ。




〔ふぁ~い☆ わかったよ~(*^o^*) 〕

と、返した。





この時は、この気持ちを簡単に流すことができたんだ。


この時は、まだ…
















こんなふうに 毎日、毎日 まともに勉強もしないで 遊んでばかりで…



自分が本当に思ったことも 感じたことも ろくに相手に伝えようともしないで…


全部の自分の気持ちや相手の気持ちから 私は逃げてたんだ…


それでも…


そんな私でも そんな毎日でも…


『楽しい』って思えてたんだ…


この気持ちが この感情が偽りのものでも 私の中にあるのは『楽しい』だったんだ…





これが私にとっての 当たり前だったの…


これが私の 世界だったの…


これが…私の……




当たり前の毎日だった……


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