儲かりまッか!?
朝の全体ミーティングが終わったあと

わたしと高田くんはなぜか社長室に呼ばれた。



「「失礼しまーす」」

「おー入ってくれー」



「お前らも入社して3ヶ月かぁ〜」
「「はい!」」


「実はな、お前らに頼みがあんねん」

「?はい」


社長が少しだけ声を落とす。
「あんな、ここだけの話やけどな、
…この会社にスパイがおるかもしれんねん」


「「スパイ!?」」


「それでな、お前らにこっそりそのスパイを探しだしてほしいねん!」


「そんな…新人のおれらにそんなことできるんでしょうか」
高田くんが不安そうな声をあげる。
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