俺様先輩と私



「あ、馬鹿!見てろっつったろ!」



先輩にそう言われ慌てて蒸し器を見ると水が溢れて出していた


「すいませっ……あつ!!」


慌てて蓋を取った為少し火傷をし思わず蓋を落とししまった



「取り敢えず冷やせ」


「はい……」



なんか迷惑かけてばっかり?




「すいません。役立たずで……」



「別にお前が不器用なのは知ってる」



「なんで………」


まさか私のこと見てくれてたの?



なんて淡い期待を持ちながら次の言葉を待った



「バイト初日の皿洗いの時

皿5枚にコップ3個
も割ったら誰でも分かるだろ。お前が不器用なんて」





確かに………


先輩が言ったことは全部本当なので言い返せなかった













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