俺様先輩と私



私はバイトに入り注文を取ったり皿洗いをした



時々2人を見ると


真剣な表情だったり
光が先輩のケーキを美味しそうに食べてたり
笑って話をしていた



良かった……和解出来たのかな



2人の笑顔をみて少し安心した



「心愛!いい加減潤を仕事に戻せ!」



店長に叱られたので先輩を呼びに2人の元へ向かった


近づくにつれ2人の会話が聞こえてくる



「………じゃあ好きなんだ」

「違うし」



光の質問に少し頬を赤くしながら応えた先輩



好きなんだ………?



先輩好きな人出来たのかな


私達の関係は偽りの恋人


お互い好きな人が出来たらゲームオーバー



少し前の私だったら喜んでいただろう



今の私は喜ぶどころか




胸が苦しいだけだった













< 41 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop