殺人ゲーム



───ピンポーン



ドキドキしながらインターホンを押す。



「はぁーい。」



誰かいる……。



「どちらさん?」




出てきたのは、琴実先輩のお母さんだった。


「あの…琴実先輩いますか……?」



「琴実?今出かけてるみたいだけど……」


「分かりましたっ!」


走って帰る。


琴実先輩のお母さんに名前を聞かれなくってよかった…。


私が来たって分かったら、琴実先輩の方から殺りに来るかもしれない…。


また、明日行ってみよう。



────とっとっとっ


と、歩いて考えていた…



ら……。









琴実…先輩?


琴実先輩が友達と公園のベンチで話している。



一一一ニヤッ



見つけた。




友達が帰ったら後ろから襲う。











………一一一一一。


















………一一一一一。















………一一一一一。

















あっ!



友達の方が立った。


じゃぁもぅ帰るのかな…?




じゃぁ…






やりにいくか…。
< 36 / 86 >

この作品をシェア

pagetop