殺人ゲーム
───ピンポーン
ドキドキしながらインターホンを押す。
「はぁーい。」
誰かいる……。
「どちらさん?」
出てきたのは、琴実先輩のお母さんだった。
「あの…琴実先輩いますか……?」
「琴実?今出かけてるみたいだけど……」
「分かりましたっ!」
走って帰る。
琴実先輩のお母さんに名前を聞かれなくってよかった…。
私が来たって分かったら、琴実先輩の方から殺りに来るかもしれない…。
また、明日行ってみよう。
────とっとっとっ
と、歩いて考えていた…
ら……。
琴実…先輩?
琴実先輩が友達と公園のベンチで話している。
一一一ニヤッ
見つけた。
友達が帰ったら後ろから襲う。
………一一一一一。
………一一一一一。
………一一一一一。
あっ!
友達の方が立った。
じゃぁもぅ帰るのかな…?
じゃぁ…
やりにいくか…。