殺人ゲーム



お父さんは手にナイフを持って、私に襲いかかろうとしてくる。



「待って……!!話を……聞いて!」





私の声にも反応しない。



「やああぁぁぁぁあああぁぁぁぁ!」




お父さんは誰かに操られているようだった。




だけど、私を殺そうとしている。




操られていようと、私の命が危ない。




だから…………












グサッ一一一一















これも考えてて考えた結果。





お父さんのナイフをよけて、お父さんがナイフを落としたところで私がナイフを拾いお父さんの心臓に……………











え………?










私、何してるんだろう。






何刺してるんだろう…。






お父さんだよ…………?





会いたかったお父さんだよ……………?









「うゎぁぁぁああぁああぁあ!!!」







私も誰かに一瞬操られた気がした……けど………気のせい………?





私は自分の意志でお父さんを刺しちゃったの…………?




泣き崩れた。







お父さんは私達を裏切ってなかったのに……。





誘拐されただけなのに………。




操られただけなのに…………。






殺しちゃったよ………?
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