白虎連合Ⅱ








「でも、それだけやったら…」


「いきなりどうしてん」


「ちょっと黙って」








そう、それだけじゃ彼が黒幕とは言えない。

他に確か何かあった筈。








思い出せ。





思い出せ…!!!
















『"ghost"が動き出した』















「!!!!」















忘れてた。


全ては彼から始まったんだ。









「英寿くん!!!!」


「うぉっ、なんやねん!!!」


「総長会議で、幹部候補以上"ghost"に手を出すなって決定したん誰?!」


「はぁ?」


「いいから!!!」







ダンッ!!!とテーブルを叩いて英寿くんを急かす。



そして少し考え、言葉を発した。

















「青龍の…辻」









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