白虎連合Ⅱ









車のスピードはどんどん加速し、英寿くんに向かっていく。

しかも逆光で目を細めるしか出来ない。





勿論、英寿くんも動けなくて。















『大切なもの、守れるか守れないかは貴方次第』













ほぼ無意識に、私は走り出す。






大切なもの、私次第なら。






守るに決まってるやん。











「英寿くん!!!」


「ゆっ―…?!」









ジャンプし、英寿くんの脇腹に足を食い込ませる。

そしてそのまま力を入れて蹴り飛ばした。


















.
< 117 / 253 >

この作品をシェア

pagetop