白虎連合Ⅱ
「ほな俺等行くわな」
「あたし等も帰ろっかっ」
「うん、てか紫織龍んとこ付いてきてー」
「はいよーっ」
四人でレジに向かうと寿が払ってくれて。
適当にお礼を言って、龍にメールを返した。
ったく、蓮と遊んどけっての。
「龍って誰?」
「うちの舎弟」
「ふーん?」
「なんやねん、言いたいことあるなら言いや」
「べっつにー」
寿に見下されてイラッとする。
けど直ぐに目を逸らして再び携帯を弄った。
「じゃあねー、ゆいちゃんっ、紫織ちゃんっ」
「ばいばーいっ」
「会いたくなったら会いに来いよ」
「心配ご無用、あり得ません」
紫織は二人に手を振り、私はぷいっと背を向けた。
クリスマス暴走楽しみやったのに…。
なんか嫌やわ。
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