白虎連合Ⅱ
隊員達が青い顔をしながら俺を見る。
けどそれがどうした。
俺を切れさせたコイツが悪い。
「怒りを超えると何があると思う?」
「ぐはっ…!!!」
「狂った感情、知ってたけ?」
「ちょっ、待っ…!!!」
「クスリ切れかかってきたか?痛いやろ?痛いやろなぁー」
自分の拳と、辻の顔が赤く染まっていく。
けどこんなもんじゃない。
ゆいが感じた痛みは。
「アイツは俺の大切な後輩や」
「やめ、」
「死ね」
辻の頭を抱え、俺の腹辺りまで下げさせる。
そして、
「英寿!!!止めとけって!!!」
勢い良く下げた頭と、勢い良く上げた膝が。
「かはっ…!!!」
辻の鼻に入り込んだ。
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