白虎連合Ⅱ
「ん、」
髪に触れた瞬間、龍の瞼が微かに動く。
そしてゆっくりと目を開けて、
「ゆいさん…?」
目が合った。
「おはよ」
「ゆいさん!!!起きたんすね!!!」
「うん」
「俺誰か分かります?!」
「龍」
「ゆいさんの肩書きは?!」
「白虎連合幹部」
以前私が龍にした質問を、逆にされてしまう。
それがなんだかおかしくて。
「大丈夫、記憶喪失なってないから」
つい笑ってしまった。
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