白虎連合Ⅱ







余りにも唐突すぎて、思わず目を丸くする。



雄大くんも優しく微笑んでいて。

なんだか心臓が痒い。







「べ、別に謝らんでも」


「でも流石華風ゆいって感じやんな」


「え?」


「白虎連合幹部様に相応しいって事」







思えば、今までこんな風に褒めて貰ったことがなかった。

英寿くんにも、雄大くんにも。



一度だってなかったのに。





きっとそれは私が周りに興味が無さ過ぎたから。

でも最近は違う。

感情が戻ってきてる。







大切なものを守りたいと思うから。









「まぁこれで、一見落着っすね!!!」


「せやなー、敵もおらんし」


「長かったー!!!"ghost"探すの!!!」


「犯人俺等みたいに言うな」







平和が、戻った。


これでやっと。











.
< 129 / 253 >

この作品をシェア

pagetop