白虎連合Ⅱ
余りにも唐突すぎて、思わず目を丸くする。
雄大くんも優しく微笑んでいて。
なんだか心臓が痒い。
「べ、別に謝らんでも」
「でも流石華風ゆいって感じやんな」
「え?」
「白虎連合幹部様に相応しいって事」
思えば、今までこんな風に褒めて貰ったことがなかった。
英寿くんにも、雄大くんにも。
一度だってなかったのに。
きっとそれは私が周りに興味が無さ過ぎたから。
でも最近は違う。
感情が戻ってきてる。
大切なものを守りたいと思うから。
「まぁこれで、一見落着っすね!!!」
「せやなー、敵もおらんし」
「長かったー!!!"ghost"探すの!!!」
「犯人俺等みたいに言うな」
平和が、戻った。
これでやっと。
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