白虎連合Ⅱ







小学六年生まで、私と寿はとても仲がよかった。

と、いうか私が寿にくっついていて。



毎日一瞬に遊んでいた。






中学一年になっても仲が良いのは変わらなくて。

けど、寿はある事を覚えてしまった。









薬物。









それに気付いた私は何度も寿を止めた。

何度も何度も、何度も。



警察にも何回も捕まり、家庭裁判所まで行った。

私はそんな寿を見て泣いて。









『ごめんゆい、もう絶対せーへんから』









苦しそうに寿はそう言ってくれた。

私はそれを信じた。











でも結局寿は薬物を止められなくて。














少年院に入った。














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