白虎連合Ⅱ
「なぁ、ゆい」
「なに?」
突然英寿くんに声を掛けられ返事をする。
けど英寿くんは前を向いたままで。
「三月なったら俺の誕生日あるやろ?」
「うん」
「お前それ、絶対来いよ」
「当たり前やん、なんで?」
「ええから」
変な英寿くん。
そんなん今更やのに。
龍と顔を合わせ、同じ様に頭を傾げる。
ただ雄大くんは切なそうな顔をしていて。
本間になんなんや?
「以上」
「?うん」
以上、と言われてしまえば何も言えない。
でも三月なったら分かる話やし。
ま、いっか。
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