白虎連合Ⅱ
「ほなバイク置いてきますっ」
「ありがと」
せかせかとバイクを置きに行った龍を待つように、ゆっくりと下駄箱に向かう。
ローファーからスリッパに履き替え、すると丁度龍がやってきて。
一緒に校舎へと向かった。
「ほな後でねー」
「えぇ?!」
「え?」
「…いや、なんでもないっす」
鞄をだらん、と持ちながら龍はトボトボと歩いて行く。
それを私は頭を傾げて見ていて。
とりあえず階段を上って私も教室に向かう。
まぁ昼休みにまた会うし、その時聞けばいっか。
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