白虎連合Ⅱ






「ゆいさん、紫織さん、サンタ可愛いっす」


「ありがとーっ、蓮くん!!!」


「龍、何それ」


「トナカイっすよ!!!」






迎えに来てくれた二人は可愛くらしくトナカイの格好をしていて。

何処で買ったのか、トナカイの着ぐるみに、角。



しかも似合うし。








「もう大体皆揃ってるかな?」


「らしいっす」


「ほな行こっか」


「はいっ」






龍の後ろに乗り込むと同時に、バイクは発進する。

目の前のトナカイくんが付けている鈴がシャンシャン鳴って。







「ゆいさん寒くないんすかー?」


「寒いに決まってるやん」


「でも誕生日んときも風邪引きませんでしたしねっ」


「まぁ、ね」






外は寒い。

っていうか冷たすぎて痛い。



龍達は着ぐるみやからええけど、うちら腕と足剥き出しやしね。






とにかく龍にくっついとこ。








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