白虎連合Ⅱ
時間がゆっくり流れていく。
風も冷たくなく穏やかで。
「なんかゆいちゃんっておもろい」
「え?」
「あ、てか総長さんもうそろそろ誕生日やねんな」
「?うん」
急に話が変わって、思わず返事をするけど。
やっぱり英寿くんの誕生日って皆知ってるねんな。
流石我が総長様。
「白虎皆で祝うん?」
「そりゃあ英寿くんやもんっ」
「仲良いねんな」
「うんっ」
英寿くんのプレゼントも買ったし、祝いも盛大にしたい。
多分無理やけど、涙流させたいしね!!!
「英寿くんはうちを助けてくれた人やから、」
「うん」
「ずっとずっと、総長でいて欲しい」
それは出来ない事やけど。
私はまだ、英寿くんの背中を見つめていたい。
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