白虎連合Ⅱ







あれだけ不安で、あれだけムカついていた私の黒い心が消えていく。


ただただ、顔が赤くなっていて。






安心するのは、なんで?







ゆっくりと龍の背中に腕を回す。

震える手で、特攻服を掴んだ。







「ゆいさん?」


「わからん」


「え?」


「わからんけど、」








今、私は龍を一人の男として見ている。





この気持ちはなに?





独占欲?

舎弟が帰ってきた喜び?














恋?






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