白虎連合Ⅱ
「紫織、うちはもう大丈夫」
「でも、」
心配そうな紫織から離れて、再び立ち上がる。
涙が未だに止まらないけど、気にしない。
「お前本間ええ加減にしろや」
バシィッ!!!と乾いた音が公園に響く。
と、同時に絵里の叫び声が聞こえて。
うちかてそんなに心は広くない。
龍はもうどうでもいい。
でもこの女は許さない。
「いったぁ!!!何すんねん!!!」
「ゆいさんっ!!!」
「龍、お前そこまでその女庇うんけ?」
「そりゃゆいさんを思って、」
うちを思って?
じゃあうちを思ってるなら。
「良いこと教えてあげるわ」
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