白虎連合Ⅱ






バンッ!!!と扉を開ける音と龍の声。

思わず驚いた私は上半身を起こして。





って、え?









「すみませんでした!!!本間にすみませんでした!!!」


「ちょ、ちょ!!!」


「俺!!!何も知らんであんな事…、すみませんでした!!!」







ベッドに上り、土下座をしながら龍は何度も頭を下げる。

私は状況について行けず、ただベッドの隅に座り込むしか出来なくて。








「すみませんでした…」







震える声はとても小さく、下を向いているので龍の表情が分からない。

一つだけ分かるのは、








「龍、」









龍が泣いている、と云うこと。








.
< 206 / 253 >

この作品をシェア

pagetop