白虎連合Ⅱ
「ゆい、あたし来て大丈夫なん…?」
「何言ってんの、今更やん」
「でも和泉さんの誕生日に、」
「大丈夫、英寿くんも喜んでくれるって」
紫織の手をしっかり握り、笑顔を向ける。
すると紫織も微笑んで。
「紫織、うちから離れんといてな」
「う、うん」
様々な族が集まるので、一般人の紫織が一人でいるのは危ない。
一応蓮もいるけど、私の隣にいるのが一番安全だと思うし。
アホな輩もおるしな。
「ゆいさん、準備が整いました」
「ほな皆並んで」
「「「「「はいっ!!!」」」」」
私の言葉に隊員達や族達が倉庫前に並ぶ。
そして、
「「「「「総長!!!おめでとうございます!!!」」」」」
「ああ、」
主役が登場した。
.