白虎連合Ⅱ
「英寿さん酷いっすよ!!!久々にケツ乗せてもらってたのに!!!」
「キャンキャンうるさい」
「なんなんすか!!!一体なんなんすか!!!」
「ゆい、乗れ」
「はーい…」
うるさく吠える龍を無視し、英寿くんの後ろに跨る。
完全に私の顔は引きつっていて。
マジでやだ。
マジでやだ。
マジで、
「行くぞ」
「やだぁぁぁあぁあ!!!」
ハンドルを目一杯回し、バイクは発進する。
まだ何処にも掴まってなかった私は背もたれに激突して。
スピードが半端ない!!!
「はよ菓子配れや」
「配れるか!!!」
運転が上手いのか下手なのか。
道や隊員達スレスレに走っていて。
昔うちを拾ってくれた時は優しい運転やったのに。
っと、危なっ!!!
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