白虎連合Ⅱ






ガヤガヤと倉庫内は騒がしくなり、皆雑談を始める。

酒を飲む人、食事をする人等、人それぞれ。



勿論英寿くんの周りには、たくさんの族の総長が集まる。

プレゼントを渡したり、祝いの言葉を贈ったり。



私はそれを見ながら、周りを監視していた。








「ゆいも飲むけー?」


「飲まへんわ、てか英寿くんとこ行ってきぃや」


「混んでるから後で行くねんて」






そう言いながら、寿は酒をグビグビ飲みながら笑顔を向ける。

確かに英寿くんの姿が見えないくらい混んでるけど。



その前に酔いつぶれても知らんからな。







「そういえば舎弟くんは?」


「そこら辺で遊んでるやろ」


「なるほど」







私も料理を一口食べて、のんびり周りを見る。

挨拶してきた人達に、適当に返事を返して。




うん、美味しい。








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