白虎連合Ⅱ








「集合して何かあるんすかね?」


「去年も最後締めの言葉貰ったやろ」


「あぁ、なる程」








時間は十一時半。




英寿くんが落ち着いたので、雄大くんの云う通りに全員集合させた。

倉庫の奥に置いた大きな台。




そこで締めの言葉を放つはず。








「確か去年は『解散』しか言わなかったっすよね」


「まぁ英寿くんらしいっちゃ英寿くんらしいしな」


「間違いないっす」






龍と並んで、のんびり台を見つめる。

暫くすると赤の特攻服を纏った雄大くんが出てきて、










「ほな総長様からありがたーい言葉やから全員ちゃんと聞けこの野郎」








後ろから英寿くんが出てきた。








.
< 228 / 253 >

この作品をシェア

pagetop