白虎連合Ⅱ






「英寿、マイク」


「あぁ」







台に乗った英寿くんに雄大くんがマイクを渡し、皆静かになる。

流石総長の貫禄、というのだろうか。




何故か緊張が走った。









「今日は華風を筆頭に、この場を設けて貰って感謝する」







英寿くんと目が合って、思わず照れる。

隣で勘違いをしている寿を軽く殴っておいたけど。








「…白虎連合を設立して、三年が経った」









去年とは全く違う台詞。




その事に違和感を感じたのは、私だけ?









「最初は俺と雄大、そしてゆいが入って段々と人数が集まった」








英寿くんらしくない。









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