白虎連合Ⅱ
No.1とNo.3の組み合わせはなかなか無いので、回りは歓喜する。
けど私はそれどころじゃない。
死と生の瀬戸際。
英寿くんの運転程危ないものは無いと、私は思う。
地面にぶつかる勢いでケツ振りし、急にUターンするし。
あり得へん!!!
「ゆいーっ、大丈夫け?」
「……………」
「英寿、ゆい死んでんぞっ」
「しゃーなしゆっくり走ったるわ」
「……たの、み…ます…」
雄大くんが私に気付いてくれたお陰で、先程よりゆっくり走る。
やっと私もフラフラとお菓子を手に持って。
「まだまだ余ってんぞ」
「わかってるわ…」
手を広げ待っている、ヤンキー達に投げた。
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