白虎連合Ⅱ
とりあえず水は台所に置いたまま、紫織の隣まで移動する。
紫織の顔は若干赤くて、まるで乙女。
ってことは本間?やねんな?
「なんで今言ったん?」
「昨日言おうとしててんけど、あたし寝ちゃって…」
「い、いつから?」
「最近…かな?」
もじもじと指を弄りながら、潤んだ瞳で見つめてくる。
私はただ一人で頭を整理していて。
蓮と仲良いのは知ってたけど、まさか好きやなんて。
っていうか、うち昔からこういうの鈍感やってんけど。
いや、そういう場合じゃなくて。
「あたし、こんなに好きになるん初めてやしさぁ…」
「う、うん」
「告白はまだせぇへんけど、嫌われへんか心配」
「そんなこと、」
「怖いよー!!!ゆい!!!」
「じゃあうちが協…」
『ゆい協力してくれる?』
『うちら親友やん!!!』
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