白虎連合Ⅱ
「まぁゆいちゃんにはまだ早い話やったかな…」
「なんかすみません」
「いいのよ、いいの」
紫織は恋愛豊富やし羨ましいな。
うちもきっといつか、恋愛出来るようになるかな。
なれたらいいな。
「よしっ、海までまだまだ時間あるし二度寝しよっか」
「うん」
「ゆい、抱き締めながら寝てあげよっか?」
「遠慮しときます」
ふざけ合いながら二階に移動し、一瞬にベッドに入る。
一応怖いから背を向けるけど。
まだ眠気が残っていたのか、直ぐに眠りについた。
平和な時間の後には必ず何かある。
けど、それは何なのか今の私にはわからなかった。
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