白虎連合Ⅱ







「うぉっ!!!寒っ!!!」


「うん、寒い」






車を砂浜の側で止めて、全員で下りる。

月明かりが辺りを照らしていてくれるお陰で結構明るくて。



冬の海もなかなかいいなぁ。

寒いけど。






「っていうか、なんで海行きたくなったん?」


「たまにはええやろ?」


「まぁ、ね」






海の目の前に雄大くんと並んで立つ。



花火を持ってきていたのか、紫織と蓮は普通の花火をしていて。

英寿くんは龍にロケット花火をぶち込むなど、どS行動をしていた。





花火、どこに売ってたんやろか。






「俺等もやろっか」


「うん」







冬は空気が澄んでいて、花火がより一層綺麗に見える。

寒いけど、楽しい。







「おら、龍逃げろよー」


「英寿さん!!!うぉっ、危な!!!」


「はい四本目ー」


「なんの恨みがっ!!!あつっ!!!」





必死に逃げる龍に笑えてくる。

なんだかんだ龍って結構可愛がられてるんかもな。






.
< 33 / 253 >

この作品をシェア

pagetop