白虎連合Ⅱ
「うぉっ!!!寒っ!!!」
「うん、寒い」
車を砂浜の側で止めて、全員で下りる。
月明かりが辺りを照らしていてくれるお陰で結構明るくて。
冬の海もなかなかいいなぁ。
寒いけど。
「っていうか、なんで海行きたくなったん?」
「たまにはええやろ?」
「まぁ、ね」
海の目の前に雄大くんと並んで立つ。
花火を持ってきていたのか、紫織と蓮は普通の花火をしていて。
英寿くんは龍にロケット花火をぶち込むなど、どS行動をしていた。
花火、どこに売ってたんやろか。
「俺等もやろっか」
「うん」
冬は空気が澄んでいて、花火がより一層綺麗に見える。
寒いけど、楽しい。
「おら、龍逃げろよー」
「英寿さん!!!うぉっ、危な!!!」
「はい四本目ー」
「なんの恨みがっ!!!あつっ!!!」
必死に逃げる龍に笑えてくる。
なんだかんだ龍って結構可愛がられてるんかもな。
.