白虎連合Ⅱ






コンビニの中で龍が慌ただしく走るのが見える。

ドリンクコーナーから、レジへ。



もうすぐ帰ってくる、そう思って熱い溜め息を吐いた。











男達が近づく。

私に向かって。



手にはバット、妖しい笑み。











「あれ?暗なったんかな?」








急に影が出来て、空を見上げる。

けど雨が少しキツくなっただけで、なにも変わらない。



熱で思考回路が鈍っているのに気付かなくて。









バットが空に向かって掲げられる。

それでも私はただ雨を確認していて。














「ゆいさん!!!!後ろ!!!」










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