白虎連合Ⅱ








「え?」








コンビニから出てきた瞬間、龍の焦った声。

その声の言う通りに、ゆっくり振り向いた。








私の視界には誰かの胴回り。

虚ろな瞳で視線を上げていく。







目が合った瞬間、バットは振り下ろされて。








「……嘘やろ」









間に合わない。

体が動かない。








やられる、
















「ゆいさっ…―ぐぁっ…!!!!」









当たる寸前、私の上に誰かが乗ってきた。

と、同時に聞こえた鈍い音と鈍い声。











「…―龍?」











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