白虎連合Ⅱ







(…い、)


(龍の…ク…保管…け?)


(大丈夫…す)








誰かの声が聞こえ、うっすら目を開ける。

白い天井に独特な匂い。



ここ、どこ?







「ゆい、起きたか?」


「英寿くん…?」


「おぉ」


「ここ、は?」


「病院、ぶっ倒れたからな」







病院…。

なんで病院に?




確か風邪引いて、コンビニ寄ってて。

ほんで襲われて龍に…、







「龍?!」


「動くなって」


「ちょっ!!!龍は?!」


「大丈夫やから、とりあえず寝とけ」







体を押され、再びベッドへ。

よく見れば私の腕は点滴に繋がっていた。





龍…。









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