白虎連合Ⅱ
龍が寝転ぶベッドの脇に腰掛けて、息を吐く。
病室には英寿くんに雄大くん、そして蓮と紫織。
他にも幹部候補と龍の親衛隊。
キュッとシーツを握った。
「今日起きたら風邪引いてもうて、薬が無いことに気付いてん」
「あぁ、」
「せやし病院行こってなってバイクで向かっててんけど、飲み物が欲しくなってコンビニ寄ってんな」
「……………」
「龍が代わりに買いにいってて、うちがバイクに乗って待ってた時…」
「襲われたって事やな」
雄大くんの言葉に、私は頷く。
龍は怒りなのか悔しいのか、そんな表情をしていて。
「"ghost"の奴やった」
「は?!」
「これが証拠、完全にうちらを狙ってたわ」
ポケットからステッカーを取り出し、英寿くんに渡す。
龍は気を失っていたから知らなくて。
表情は驚きへと変わっていた。
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