白虎連合Ⅱ







「おわっ!!!びっくりした!!!」


「なんやねん、いきなり」


「なんやねんちゃうやろが」






テーブルを挟んで雑談する二人を睨む。

そしてバシィッ!!!とテーブルを木刀で叩き、寿の胸倉を掴んだ。



こいつのせいで、龍が。






「白虎に手出したら殺してええって言ったよな?」


「言ったで?」


「言われた通り、殺しにきた」


「あ?」







意味が分からない、という表情の寿。

パシッと私の手をどけて立ち上がって。



それでも私は目を逸らさない。

逸らしたくない。







「昨日あんたんとこの奴等にやられかけた」


「……………」


「舎弟が盾になって入院中、どういう事やねん!!!」


「知らんって」


「はぁ?しらばっくれんな!!!」


「知らんっつってるやろ!!!お前等白虎もええ加減にせぇや!!!」


「あ?」







まさかの逆切れに眉間にシワを寄せる。



なんでこっちが怒られんねん。

こいつ本間意味わからん。








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