白虎連合Ⅱ
「話はゆいから聞いてる、お前等の主張本間やろな?」
「はい」
「さーって、どうしたもんかね」
ソファーにうなだれる雄大くんは何故か笑っていて。
英寿くんもタバコを吸いながら何かを考えていた。
「ほんで?寿やったっけ?」
「はい」
「今日はどういったご用件かな?」
「白虎さんと"ghost"、一時手を組みませんか?」
「手?」
寿の言葉に、一瞬雄大くんは目を丸くする。
けど、直ぐに表情は柔らかくなって。
妖しい笑みを浮かべた。
「手を組む、か」
「勿論それは、白虎さんと"ghost"だけの秘密で」
「んー、まぁええやろ」
「ありがとうございます」
白虎もそうやけど、"ghost"も被害者。
一体誰が何のためにしているかわからない、けど。
「犯人は近くにおるな」
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