白虎連合Ⅱ
英寿くんの言葉に、緊迫した雰囲気が部屋中に漂う。
なんとなく、なんとなくだけど。
そんな気がしてた。
「朱雀の集会場所は街の外れ、他のチームは知らんとこや」
「それに昨日の事も怪しすぎる、まるでゆい達があそこの道を使っているのを知ってるみたいやし」
「え?!ほな…!!!」
「友好関係の青龍、玄武が怪しいな」
正直、友好関係というけれどそんなに仲がいいわけでない。
白虎がバックとして動いているだけ。
今の所怪しいのは、その二つ。
「とりあえず龍、下の連中に伝えてこい」
「わかりました!!!」
「これからその青龍と玄武の行動に注意しろ、分かったな」
「うん」
「以上」
そう言うと、英寿くんはタバコに火をつける。
私も同じようにタバコを吸って。
裏切り者、か。
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