白虎連合Ⅱ

とりあえず機嫌が悪くなった龍の頭を撫でてあげて、ため息を吐く。

しばらくすると、なんとか龍は普通に戻って。



なんなんや、この犬は。






｢寿とゆいって仲いいん？｣


｢仲いいっすよ｣


｢はっ？！仲良くないわ!!!｣


｢仲いいやんけ!!!そんなに俺が嫌いか!!!｣


｢嫌いや!!!なんであんたと双子かわからん!!!｣


｢そりゃお前、おとんとおかんがな、｣


｢うるさーい!!!｣






いつも通り、寿との言い争いが始まる。



安西葉は慣れたのか天井を見ていて、英寿くんと雄大くんは目を丸くしていた。

ちなみに龍は固まっていて。






｢それが兄貴に対する態度か!!!｣


｢あぁ？そのもしゃもしゃな髪切ったろか？！｣


｢伸ばしてんねん!!!触るな!!!｣


｢もっかい坊主なれ!!!｣






いっその事少年院から出てこーへんかったらよかったのに。

ロンドンに行けばよかったのに。



本間嫌やわ!!!








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